昭栄製作所について

プレス機で使用している金型は、すべて自社製作です。一度作ったらそこで終わりではなく「より効率良くプレスするにはどうしたらいいか」「材料のロスを今より少なくするにはどうしたらよいか」などを話し合い、改良を重ねています。現在使用している金型はこうした話し合いによって出された工夫を結集させて製作したものですが、これからもより良い製品を作るための改良は続いていきます。

また中小企業であることの柔軟性を活かし、他の工場では断られてしまうことも多い1個2個といった小ロットの生産にも対応しています。既存の金型がない規格外製品は、熟練の職人が手で叩いて形をピタリと合わせます。

昭栄製作所には未経験からモノづくりを始めた人から、創業当時からの働いているベテラン職人までさまざまなスタッフがいます。中には70歳を超えても元気に働いているスタッフや、50年以上現役で勤めているスタッフもいます。新しいスタッフが仲間に加わった際はこうしたベテランスタッフや教育係のスタッフがしっかりと研修をしますので、仕事に慣れるまでも安心です。

また、製造業と聞くと男性の比率が多いイメージがあるかもしれませんが、昭栄製作所では子育て中の主婦など女性スタッフも多く活躍しています。

昭栄製作所では工場全体の生産効率を考え、機械に頼れる部分は積極的に機械化を進めています。現在工場には単発プレス機や自動プレス機、ロボットアームなどが導入されており、製造効率が従来よりも飛躍的にアップしました。

単発プレス機は扱い方さえ覚えれば誰でもプレスができるので、力の弱い人でも活躍の幅が広がります。ロボットアームは人の代わりに溶接作業ができるため、効率だけでなく安全性を高めることにもつながっています。

短時間でたくさんの製造ができる機械と、規格外の製品や難しい加工ができる職人の技術を組み合わせることで、さまざまなお客様の需要に満遍なく応えることができています。今後も最新の機械を取り入れていく方針で、組み立てロボットなどの導入も検討しています。

昭栄製作所での仕事は大きな機械や重いものを取り扱うため、スタッフの安全と快適な作業環境の確保に力を入れています。

工場には作業を見守るためのカメラが設置されており、様子はモニターで確認できます。また工場内ではスマホで使えるインカムが導入されているため、仕事中に困ったことやわからないことがあったときは必ず誰かと関わりながら仕事を進められます。

工場内は機械の稼働により暑くなりやすいため、換気のための大きな換気扇が設置されています。外とのバランスをとりながら換気をすることで、工場内の空気を快適に保っています。